早期退職をしてから半年が過ぎました。自由な時間と生活を手に入れ、早期退職は自分にとって正しい選択だったと毎日の生活の中で実感しています。後悔は全くありません。しかし、最近になって「何もしなかったな」と感じる日も出てくるようになりました。天気が悪い日は、写真を撮りに行くわけでもなく、母の畑を手伝うでもなく、ただ一日が過ぎてしまう――。決して多くはありませんが、時間を無駄にしたと感じる日は焦りや罪悪感が押し寄せてきます。
自由の素晴らしさと怠ける自由
自由であることは、本当に素晴らしいです。何をするのも、どれだけ時間をかけるのも自分次第です。好きなことに没頭できるし、好きな時間に過ごせる。「自分の人生を自身で選択し歩んでいる」感覚があります。でも、最近よく考えるのは、何もしなくても怒られることはないし、責任を問われることもないということです。なまけることさえ自由なのです。
勤めていた頃の「楽さ」
今思えば勤めていた頃は、やるべきことや目標が自然に設定されていました。仕事は職場から与えられ、達成すれば達成感や充実感がついてきます。深く考えなくても、それなりに充実した毎日が回っていく、ある意味、”楽”だったのかもしれません。今は全ての選択や目標は自分で決めなければならない。そして、充実感も全て自分次第という訳です。ひょっとすると、勤めている時よりも大きな責任を背負っているような感覚さえあります。
何もしなかった日の反省と自己管理の難しさ
ここ一、二か月、何もせずに一日が過ぎた日は、特に強い反省の気持ちが芽生えます。時間を無駄にした、せっかくの自由を浪費した――そんな自己批判が湧き上がることもあります。自分には自由な時間を余すことなく生かせる「行動力」や「向上心」が足りないのではないか、今の生活は向いていないのではないか、そう考える事もあり、自由には大きな責任が伴うことを、改めて実感しています。
自由な生活に伴う自己責任と歩むべき道
この感覚は、早期退職を決断した時や直後には理解できませんでした。自由とは素晴らしい反面、自己管理や目標設定において、全てが自分次第で自己責任です。
豊かな人生を送りたいという願いから選んだ早期退職。改めて色々な感情が湧いてきますが、それもまた自分の選択の一部だと受け入れつつ、自分のペースで歩んでいきたいと思います。もちろん、時には悩むこともありますが、それもまた自分の選んだ自由な生活の一部です。早期退職という決断を通じて、私は新たな挑戦と成長の機会を得ています。これからも自分のペースで、この自由と向き合いながら歩んでいこうと思います。
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