退職して2か月半が経ちました。相変わらず、家の用事や母親の畑の手伝い、そして趣味の写真撮影に時間を費やし、充実した毎日を送っています。この2か月間、趣味の写真のおかげで時間を持て余すことはほとんどなく、むしろタイミングによっては撮りたい場所が多くて、時間が足りないと感じることさえありました。
定年退職をした人が時間を持て余して再就職をするなんて話をよく聞きますが、僕も写真という趣味がなければ、退職後の時間を持て余していたかもしれません。これまでの生活で写真を撮るために出かけていた時間を何かに置き換えようと考えても、これといった作業や活動は見つかりませんし、そうなると自然に再就職を考えていたと思います。退職時に熱中する趣味があって本当に良かったです。そして写真が退職後の生活にぴったりだったのは、1人でも楽しめることが大きかったです。友人や家族と時間が合わなくても、十分に楽しめます。
今考えると、「1人でも楽しめる」ということは、シニアに向かうこれからの人生で重要なキーワードかもしれません。1人の時間をただテレビを見て過ごすのではなく、外に出かけ、出かけた先で同じ趣味の人とたわいもない話をする。こんな時間が、豊かな人生の時間を作ってくれると感じています。
この先、写真をいつまで続けるかはわかりませんが、振り返ると、20代はパチンコ、30代はゴルフと、何かしらに夢中になっていました。そして40代は写真にハマり、その趣味は自分の世界を広げてくれました。知らない場所に出かけたり、友人からの依頼でイベントの撮影を行ったりと、写真を通じて多くの新しい経験をしました。もし写真を趣味にしていなかったら、これらの経験はできなかったでしょう。
自分はもともと熱中しやすいタイプですが、趣味でも真剣に取り組んでいると、そこからいろいろと広がっていくものだと感じています。今後、どのように写真とかかわっていくかわかりませんが、まだ当分飽きそうにもないので、真剣に楽しんでいきたいと思います。
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