50歳で早期退職 新たな仕事についての悩み

10月に友人を通じて七五三の写真撮影の依頼を受けています。退職しフリーになったのでなんでもチャレンジしてみようと思っていますが、これまで七五三はおろか、人物撮影の経験があまりないので、撮影の雰囲気や声掛けのコツなどを学びたいと思い、インスタグラムで知り合ったフリーランスの出張撮影をしている方に撮影の同行をお願いしていました。

幸運なことに7月のとある週末に、その方の撮影に同行させてもらえることになり、当日はレストランウェディングの撮影に参加する予定でした。私は機材の搬送やライティングの補助を担当することになり、非常に楽しみにしていました。しかし、前日に身内の不幸があり、お通夜の日程と重なってしまいました。どうしようもなく撮影の同行を断らざるを得ませんでした。

もちろん、自分からお願いしていた撮影同行を断ることは心苦しく、迷惑をかけてしまったことに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。とりあえず事情を説明して謝罪したところ、事情が事情なので理解はしてもらいましたが、この経験を通じて、個人事業主の厳しさを改めて感じました。会社員であれば、急な休みにも代わりの人がいますが、個人で活動している場合、そう簡単には代わりが見つかりません。

以前、そのフリーランスの方と話をした際に、撮影日にどうしても都合が悪くなった場合の対処法を尋ねたことがあります。その方は信頼できる仲間に代行をお願いしていると仰っていました。ただし、代打をお願いする方のスケジュールが空いていること、依頼者が納得することが必要です。これまでにそんな経験は少ないと仰っていましたが、難しい対応が求められることは容易に想像できます。

今回のことで、組織で働くことと個人で仕事をこなすことの違いを痛感しました。個人事業主はすべてを自分で対応する必要があり、その分の責任も大きいです。一方、私はこれまで組織で働いてきましたので、今回のようなケースでも職場が回らなくなることはありませんでした。組織で働いていると、見えないうちに多くの恩恵を受けていることに気づかされました。

高齢の母親がいる私にとって、今後個人で働くことを考えると、今回のような急な出来事にどう対応すればよいのか不安になります。時間の制約がなく、自由に休みが取れるような仕事は現実にはなかなか存在しないかもしれません。

これからの人生、特に50代からの第二の人生に向けて、どのように働くかを考える良い機会となりました。仕事のスタイルやライフスタイルを考えながら、自分に合った働き方を模索していきたいと思います。

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